初めての「海外格安ツアー」を計画中の皆さんへ(アビイさんの体験談を基に)

まずは手始めに「海外格安ツアー」の賢い利用の仕方について解説します。そこからイギリス旅行記、ビートルズの足跡を訪ねて、と話題を広げる予定です。ただ、順番が前後するかもしれませんがその辺りはご勘弁を(^^ゞ

初めての「海外格安ツアー」を計画中の皆さんへ(アビイさんの体験談を基に)(その3)

1 入国カードの記入方法について

 イギリスの入国カードの記入方法について説明します。入国カードの様式は国によって違いますが、記入する内容はほぼ同じです。画像を見てください。

 

 ①Family name  姓(ヘボン式のローマ字で)②First Name  名③Sex  性別(男性はM、女性はF。自分の性別の□欄に☑とチェックを入れます。)④Date of birth  生年月日(日、月、西暦の順で記入。一桁の場合は頭に0を付けること。全体で必ず8桁になります。)⑤Town and country of birth  出生地 生まれた都道府県とJapanと記入⑥Nationality  国籍。日本人ならJapan。⑦Occupation 職業。自分の職業を英語でどう表記するのかは事前に調べておきましょう。会社員の方は社名を聞かれることもあります⑧Contact address in the UK(in full) (イギリスにおける滞在先の住所 ホテルとか友人の自宅などでしょうから、その住所を番地まで正確に記入します。in fullと印刷してあるのはそういう意味です。滞在先が替わる場合は一番最初の滞在先を記入します。当局が必要とあればすぐに連絡を取れる場所ですから、ある意味ここが一番大事です。パスポートには記入してませんから。)⑨Passport no. パスポート番号⑩Length of stay in the UK (イギリスにおける滞在期間。入国日から出国日までを記入します。時差に注意。)⑪Place of issue (パスポートの発行国と都道府県名)Tokyo Japanなどと記入します。⑫Port of last departure 最後に出発した都市名を記入します。直行便ならTokyo、経由便ならAmsterdamなどと記入します。⑬Arrival flight number 搭乗便のフライト番号 ⑭Siginature パスポートと同じ署名をします。記入するのはここまでです。

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  特に滞在先の住所、職業はきっちりと記入しておくこと。記入してないと不審者とみなされてしつこく聞かれます。因みに私は観光目的を聞かれただけであっさり通してくれました。多分、入国カードにきっちりと記入しておいたおかげだと思います。っていうか、そもそもできるだけ入国審査の手間を省くのが目的なわけですから、詳しく書くのが当たり前なんです。

  

2 入国審査について

(1)  さて、無事に空港に到着しました。Arrivals(到着)のサインに従って、Immigration(入国審査場)へ進むんですが、ここも乗客の流れに乗って進めば問題ありません。

 まず、第一関門の「入国審査」ですが、これが結構な難物です。イギリスは厳しくて、審査官が一人一人しっかり質問します。2~3分はかかると思います。ですから、必然的に長蛇の列が出来上がります。思った以上に後ろに並ぶことになりますから、並ぶ場所を間違えないよう気を付けてください。それから英国人とそれ以外では別ですからこれも間違えないように。まあ、1時間は覚悟しておいてください。トイレはそれまでに済ませておきましょう。でないとせっかく並んだのにトイレに行ったら、また最後尾になってしまいます。もっともパートナーがいれば別ですが。

 待ち時間の間に現地時間に時計を合わせたり、食事やホテルの場所、そこへ行くまでの経路を確認しておきましょう。もちろん、パスポートと入国カードはしっかり持って。

(2) 長い行列が終わりに近づくとようやく審査官の審査を受けられます。手前にラインを引いた場所があるので、そこで立って静かに待ちましょう。あ、撮影は絶対禁止ですよ!審査官が着席しているデスクがたくさんありますが、どのデスクがそろそろ終わりそうだなというのは様子を見ていればわかりますから、予め見当を付けておきましょう。係官がラインのところに一人立っていて空いた審査官のいるデスクの番号を言いますから、その番号の所に行きます。ようく注意して聞き逃さないように。聞き逃したら聞き返しましょう。英語に自信がなければ耳の後ろに手を当てて、もう一度言ってくれとポーズすれば言ってくれます。

(3) 審査官のデスクにはプラスチックの仕切りがあり、小さな窓が開いているので、そこからパスポートと入国カードを差し出しますあらかじめ写真の欄に入国カードを挟んでおいて渡せば、審査官もめくる手間が省けます。

(4) あらかじめプリントしておいた「想定問答集」を用して、審査官がどの質問をしたかをしっかり聞き取りましょう。聞くことはほぼ決まってますし、今は動画サイトでいくらでも聞き取りの練習ができますから、あらかじめ練習しておきましょう。それでもどうしても無理だ、自信がないという方は、奥の手として想定問答集を提出して、「Read it,please.(これを読んでください)」と告げることもできます。よほど意地悪な審査官でもない限り、「No」とは言わないと思います。

(5) 入国審査を無事パスしたら、預けた荷物の受け取りですね。自分の搭乗便を確認してその便のゴンドラで流れてくるスーツケースなどの荷物をしっかり確認しましょう。その意味でスーツケースは目立つものにするか、目印を付けておくとすぐに見つけられます。間違っても他人の荷物と間違えないように!私の場合、いくら待ってもなかなか出てこないので焦りました。ひょっとして紛失したんじゃないかと。ところが、他のツアー客の荷物と一緒にすでにゴンドラから降ろされて置いてありました。やれやれ。本当に出てこなかったら係員にBaggage Claimを見せて荷物が出てこないと告げましょう。

(6) さあ、スーツケースを受け取ったら、いよいよ空港を後にします。夕方についた人はそのままホテルへ直行。朝についた人は次の目的地へ向かってGOですね。

 

 次は、ホテルまたは次の目的地までの移動手段について解説します。(続く)