初めての「海外格安ツアー」を計画中の皆さんへ(アビイさんの体験談を基に)

まずは手始めに「海外格安ツアー」の賢い利用の仕方について解説します。そこからイギリス旅行記、ビートルズの足跡を訪ねて、と話題を広げる予定です。ただ、順番が前後するかもしれませんがその辺りはご勘弁を(^^ゞ

初めての「海外格安ツアー」を計画中の皆さんへ(アビイさんのロンドン一人旅の体験談を基に) (その7)

追加情報です。ロンドン市内観光限定ですが。

 

ロンドンの地下鉄というか、交通機関を利用する際の鉄則。それは「Oyster Card」を購入することです。日本で言えば、「Suica 」「Icoca」などに当たるICカードです。地下鉄を利用するなら、必ず購入しましょう。普通にキップを買うと、バカ高い料金を払わないといけません。大きさもちょうど日本で使っているICカードと同じです。

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自販機で簡単に購入できます。ロンドン市内で購入すれば、日本語での表示もできます。VISAなどのクレジットカードも使えます。デポジット料金£5+チャージ(top up と言います)料金が必要です。クレジットカードの差し込み口は左手にあります。差し込んで認識されたら、タッチパネルで暗証番号を入力して、最後に右下の緑色のEnterを押します。それで購入したのがこれですね。現金ももちろん使えます。

 

何が便利かといって乗車のたびに料金を計算する必要がないことです。ロンドンの地下鉄の料金体系は複雑で、ピーク時・オフピーク時、エリアによって料金が異なるんです。こんなものややこしくて覚えられませんし、いちいち計算もできません。日本なら自販機の上部に乗車駅から降車駅までの運賃が必ず表示されていて、それで運賃を確認してから切符を買いますよね?ロンドンの地下鉄ではそもそもそんな表示がないし、時間帯によって料金が替わるから表示のしようがないんです。ですから、必然的にカードを使用することになります。バスもこれで乗れます。っていうか、もうこれでしか乗れなくなりました。

 

自販機も2種類あって、購入とチャージの両方ができる「Buy Your Card Here」とチャージだけできる「Top-up Here」があります。ですから、購入する時だけ気を付ければいいですね。それから大事なことが一つ。もし、自販機の上部の液晶画面に「No Change Given(釣銭切れ)」と表示されていたら、釣銭が出ません!料金ピッタリの現金を投入するか、クレジットカードを使いましょう。うっかり料金以上の現金を投入してしまい、釣銭が出ないと駅員に文句を言っても取り合ってもらえません。

 

top up料金は何通りか決まっていて、そこから選択します。滞在期間や乗車頻度にもよりますが、とりあえず£20位チャージしておけば十分でしょう。不足すればチャージすればいいですし、余れば返して貰えます。ただし、現金で購入した場合は現金で返して貰えますが、カードで購入した場合は後日口座に振り込まれます。

 

Oyster Card には日本の鉄道のICカードにはない独特の制度があり、「price cap」といって1日に引き落とされる料金に上限があるということです。簡単に言えば「1日乗り放題」ってことですね。日本の感覚からすると、とても考えられないんですがf^_^;

 

改札の右手に黄色のカードリーダーがあるので、そこにカードをタッチして改札を通過します。下車する時にもタッチします。これちゃんとやらないと、高額の罰金を払わされることがあるので気をつけて下さい。

 

いよいよ帰国するとなって、カードが必要ないとなったらデポジットとチャージした料金を返金してもらいましょう。これを「Refund」と言います。自販機でも窓口でも可能ですが、私は窓口で返金してもらいました。窓口の係員に「Refund it,please.」と言ってカードを差し出します。もし、クレジットカードで購入したのなら、同時にクレジットカードも差し出します。係員がサインを求めてくるので、サインします。これで手続は終わり。クレジットカードと明細書を受け取ります。料金は後日クレジットカードの口座に振り込まれます。