初めての「海外格安ツアー」を計画中の皆さんへ(アビイさんの体験談を基に)

まずは手始めに「海外格安ツアー」の賢い利用の仕方について解説します。そこからイギリス旅行記、ビートルズの足跡を訪ねて、と話題を広げる予定です。ただ、順番が前後するかもしれませんがその辺りはご勘弁を(^^ゞ

初めての「海外格安ツアー」を計画中の皆さんへ(その1)

1 ごあいさつ

 皆さん、初めまして。2015年7月13~17日までイギリスへツアー会社のフリープラン(航空券とホテルのみツアー会社が手配。後は全て自由行動)を利用して行って来ました。その体験を基に、これから初めてフリープランで海外旅行を計画中の皆さんへ、色々なアドバイスをしてみたいと思います。興味のある方はぜひご覧下さい。イギリス旅行の体験談がベースになりますので、どうしてもイギリス中心の話になりますが、その他の国へ旅行したい方にとっても参考になると思います。

2 はじめに

 ところで、この記事を読んでいただいてる皆さん、どうして「フリープラン」で海外旅行をしたいと思うんですか?答えはズバリ、「お金を節約したいから」ですよね~?

 

 日本から添乗員が同行してくれるツアーなら全部添乗員任せで安心です。言葉の心配も要らないし、飛行機、ホテルからオプショナルツアーまで全て仕切ってくれます。もちろん、現地のガイドに任せる部分以外はすべて観光地を案内して解説してくれるし、トラブルがあっても対応してくれます。パスポートとスーツケースに荷物をまとめさえすれば、後は全部お任せ。海外旅行は初めてとか新婚旅行でパア~っとお金を使えるなんて状況ならこちらを選択する人が多いでしょうね。

 

 ただ、問題なのは「お金がかかること」。そうなんです。楽チンな分だけお金は余計にかかります。これは仕方ないですよね。コインの裏表みたいなもんですから。それに「自由行動できる時間が少ない」。これも不満な点ですね。予め全部決められちゃってますから、あそこへ行きたいと思ってもいけない。食べたいものがあっても食べられない。

 

 それともう一つ、大体そういうツアーは「土産物店へ立ち寄ること」がお約束になっています。最初から土産物を沢山買うつもりならいいんですが、あまり興味がない場合、時間が無駄なだけですし、買わないと悪いのかなと気を使ってしまいます。

 

 で、海外旅行は何度か経験があり、出入国審査や飛行機への登場、海外での慣習などは体験済み。今度は、お金を節約して自由に自分が行きたいところ、観たいものを観たい、体験したい。少々のトラブルがあっても自分で解決できる自信がある。しかし、流石に航空チケットからホテルの予約まで全部自分でやるのはハードルが高い。そういう方はツアー会社の「フリープラン」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

 この記事は、そんなあなたのために参考となりそうな情報を提供します。

 

3 準備編

 大事なところなのでホントはここから書くべきなんですが、後回しにします。だって、退屈でしょ?なので、いきなり出国した後ところからスタートします。

 

4 ヒースロー空港まで

 さて、イギリス旅行で最もよく利用されるのはヒースロー空港なので、それに的を絞って解説します。日本からヒースローへ向かう格安便としては、成田、関西空港からはKLMが良く利用されます。理由は簡単。他社に比べて運賃が安いからです。その割に機内サービスもそれ程悪くはありません。機内食も日本人向けの和食も用意してくれています。帰国便などは、日本人のCAが搭乗していて日本語が使える場合もあります。これがブリティッシュ航空辺りだと高いんですよ。もちろん、資金に余裕のある方はそれでもいいんですが、あくまで「格安」で行きたいというのであればKLMをお勧めします。

 ただし、注意点が一つあります。安いのはいいんですが、オランダの首都アムステルダムにあるスキポール空港で次の便に乗り継がないといけないんです。これが若干、めんどくさい。まあ、これは運賃と引き換えですからしょうがないですね。

 

 それから、私はツアー会社から「イギリスは入国カードは必要ありません。」と事前に聞いていました。しかし、それは誤りで、実際には乗継便の機内でLanding Card(入国カード)をCAから渡されて記入しておくように求められます。これは絶対に到着までに記入しておくこと!これにしっかり記入してあるかどうかで、すんなり入国審査をパスできるかどうかが決まります。

 

 あ、そうそう、これに限りませんけど、事前に国内で聞いてた話と現地での事情が違うってことはザラにあります。そんな場面に遭遇したら、ともかく動揺しないで臨機応変に対応しましょう。そして、現地の情報の方が正しいことが多いので、あっさり頭を切り替えましょう。事前に得た情報に固執しないことが重要です。

 

 では、次回はLanding Cardの記入方法についてご説明します。